自民、国産ワクチン推進を求める提言　首相「迅速に進めるべきだ」

　自民党の下村博文政調会長は１８日、菅義偉首相を官邸に訪ね、新型コロナウイルスの国産ワクチン開発推進を求める提言を手渡した。担当閣僚を配置し、省庁横断的な調整を図るのが柱。首相は「国際的な議論の動向を踏まえ、迅速に進めるべきだ」と応じた。
　提言では、外国産ワクチンへの依存に触れ「国民への接種が滞っている。科学技術立国として国際貢献できず、わが国の国際的な立場も損なわれている」と指摘。必要な予算確保や、薬事承認手続きの見直しも訴えた。
　同席した党国際保健戦略特別委員長の武見敬三参院議員は記者団に「臨床開発力の向上や、政府内の体制強化が求められる」と述べた。

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