大阪府も接種会場新設へ　６月中旬から１日２０００人

　大阪府の吉村洋文知事は１９日の記者会見で、府が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを大阪市内に新設すると発表した。府内に住民票がある６５歳以上の高齢者を対象に６月中旬から運用を始め、１１月３０日まで続ける。１日の接種可能数は２０００人を見込み、医療スタッフの確保状況に応じて最大３千人まで広げる。
　吉村氏は府内の感染者数が多い現状を踏まえ「大きく状況転換するのはワクチンだ。府として（接種主体の）市町村を補完したい」と述べた。
　会場は大阪市中央区にある総面積約５０００平方メートルの大型展示場「マイドームおおさか」。毎日午前９時から午後９時まで運営する。予約はインターネットや通信アプリのＬＩＮＥ（ライン）で受け付ける方針。府内の大学病院や府看護協会と連携し、１日当たり２０～２５人の医師と看護師６０人程度を確保する。ワクチンはモデルナ製を予定している。

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