落語家、立川談笑（５５）が甲状腺乳頭がんで闘病していることが２０日、分かった。
本紙の取材に応じた談笑が告白。３月中旬に病名が判明し、３１日に手術を受けるという。
昨年１１月、肺の検診を受けた際、医師から「肺の気管部分が拡張している。精密検査を受けた方がいい」と診断されたといい、小学生の頃から甲状腺に良性の腫瘍を抱えていたため、４０年ぶりに当時の病院へ。細胞検査などで調べたところ、腫瘍が悪性になり、リンパに転移していた。談笑は「まさかとは思ったけど、甲状腺を全て取ることになりました」と気丈に語る。
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今後は２７日に東京・武蔵野公会堂で行われる一門会に出演。翌２８日に入院し、３１日に腫瘍を切除する。２０１９年にＳ状結腸穿孔で緊急手術を経験しているが、「今回、心配なのは甲状腺の両脇に声帯に関わる神経が通っていること。もし、神経を包み込むように腫瘍があるときは…。声が変わったり、出なくなるのが一番怖いし、心配」と噺家生命もかけた手術に不安を抱えながらも、「お客さんの待っている高座に、にっこり戻りたい」と前向きに誓った。
６月１３日に東京・国立演芸場での独演会復帰を目指す予定で、ファンに明るい笑顔を見せる。
立川 談笑（たてかわ・だんしょう
１９６５（昭和４０）年９月２３日生まれ、５５歳。東京都出身。早大法学部卒業後、９３年に立川談志さんに入門。前座名は談生。９６年に二つ目昇進、２００３年六代目立川談笑となり、０５年に真打ち昇進。フジテレビ系「おはよう！ナイスデイ」や同局系「とくダネ！」のリポーターとしても活躍。