横浜市戸塚区名瀬町のアパートで飼われ、ケージから逃げ出した体長約3・5メートルのアミメニシキヘビが22日午後4時45分ごろ、アパート2階にある飼い主が住んでいた部屋の屋根裏で見つかった。捜索していた日本爬虫類両生類協会の関係者が16日ぶりに捕獲した。
同協会の白輪剛史理事長(52)によると、ヘビは屋根裏の鉄骨の上でとぐろを巻いており、白輪理事長と協会員の2人で捕まえた。おとなしく捕獲され、衰弱した様子もなかったという。白輪理事長は「住民の方々がやっと安心できる」と話した。
ヘビの捕獲を知り、現場アパートには近隣住民らが大勢集まった。近所に住む主婦(35)はほっとした様子だったが「飼い主の方はもっと責任感を持ってほしい」と話した。
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神奈川県警戸塚署によると、ヘビは20代男性が自室で飼育。男性が今月6日夜に仕事から帰宅したところ、いないのに気付き、署に通報した。署や地元消防などがファイバースコープを使うなどしてアパート周辺の雑木林や用水路を捜していた。屋根裏も見ていたが、発見できず、21日に捜索を打ち切っていた。
ヘビに毒はないが、動物愛護法で飼育に許可が必要な「特定動物」に指定されている。男性は市の許可を受けていた。