自衛隊が首都圏1都3県と関西3府県の高齢者を対象に運営する新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターが24日午前8時、東京と大阪に開設された。30日までは東京23区と大阪市の住民が接種を受ける。厚生労働省が21日に承認した米モデルナ製を使用する。
政府は7月末までの高齢者接種完了の目標を掲げており、感染抑制の切り札として、自衛隊を動員した大規模施設の設置を決めた。センターでは最大で1日当たり東京1万人、大阪5000人に接種する見込みだ。当初は作業に慣れるため、人数を抑え、初日は東京約5000人、大阪約2500人に接種する予定という。
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各地の自治体でも大規模会場の設置計画が相次ぎ、24日は宮城、群馬、愛知各県で開設。政府も支援する方針で、人数の積み増しを図る考えだ。
東京会場となった千代田区の大手町合同庁舎3号館には24日午前7時台から予約した高齢者数十人が集まり、開設を待った。午前8時以降、スタッフの誘導で接種スペースがある階に移動。予診票のチェックや問診を経て、パーティション(仕切り板)の中で接種を受けていった。