ＷＨＯ、病原体集積拠点を新設へ　感染症対応強化で

　世界保健機関（ＷＨＯ）とスイス政府は２４日、感染症対応の強化を狙い、ウイルスや菌などの病原体を集積し、各国当局や研究機関と共有するための拠点新設に向けた覚書を交わした。新拠点はスイス中部シュピーツに設置され、来年から本格始動する予定。
　病原体の共有はこれまで、各国や研究機関が個別に交渉して実現してきたが、拠点設立でより安全かつ迅速に融通ができるとしている。新型コロナウイルスに関しては既に、ＷＨＯが主導して同様の仕組みの試験運用が始まっている。（共同）

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