九州新幹線、１車両をリモートワーク専用に　座席で通話可、期間限定

　ＪＲ九州は２５日、九州新幹線でリモートワークがしやすいオフィス環境を整えた車両を設けると発表した。通常は座席での携帯電話使用は控えるよう求めているが、通話を認める。６月１４～３０日の期間限定で、利用者の需要を探る。
　平日運行の上下計２本が対象で、１車両をリモートワーク専用にする。情報管理の安全性を高めたＷｉ－Ｆｉや電源のコンセントを設置。仕事に集中できるよう、窓際の左右計１８席だけを使用できるようにし、通路側は空席にする。
　特別な料金はかからず、乗車券と指定席特急券を購入すれば誰でも利用可能。青柳俊彦社長は記者会見で「（移動中の）打ち合わせにも使える。ビジネスマンの味方になる機能を提供したい」と話した。

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　また青柳氏は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い２月から続ける社員の一時帰休について、６月末までの延長を検討していることを明らかにした。