「無我夢中に５０年」松本白鸚、『ラ・マンチャの男』上演１３００回

主演ミュージカル「ラ・マンチャの男」の上演回数１３００回を祝して花束を贈られた白鸚＝東京・丸の内【拡大】 　歌舞伎俳優、松本白鸚（７７）が２１日、東京・帝国劇場で主演ミュージカル「ラ・マンチャの男」の上演１３００回公演を迎え、特別カーテンコールを行った。　共演の瀬奈じゅん（４５）から花束を贈られた白鸚は「初演以来５０年、喜寿を迎えました。一生懸命に無我夢中でやってこれたのも劇場に足を運ばれたお客さまのおかげ。命の続く限り、役者人生を生きていきたい」と生涯現役を宣言。　白鸚が１９７０年にブロードウェーでも主演した際の演出スタッフの夫人が観劇に訪れ、祝辞を述べると、涙をぬぐって「夫のベックさんは懇切丁寧に教えてくださり、忘れることはできません」と感謝。最後は英語で「見果てぬ夢」を熱唱し、総立ちの１８００人から拍手喝采を浴びた。