近代五輪提唱の原稿競売へ 19世紀末クーベルタン男爵

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近代五輪提唱の原稿競売へ 19世紀末クーベルタン男爵
 「近代五輪の父」フランスのクーベルタン男爵が1892年、五輪開催を提唱した講演の手書き原稿がニューヨークで12月に競売に掛けられる。競売大手サザビーズが22日、発表した。落札予想価格は70万~100万ドル(7600万~1億800万円)。 原稿は14ページ。茶色に変色した紙にフランス語で書かれている。いったん書かれた後に手直ししたとみられる書き込みが多くあり、推敲を重ねた様子がうかがえる。公開されるのは初めてという。 講演はパリで行われ、クーベルタンは進歩的な社会運動の一環として、古代オリンピックを欧米諸国で復活させようと訴えた。 軍事訓練の色彩が強かった各種競技が、選手らが自発的に個人の能力向上を追求する行為になりつつある実例を列挙。当時は電報や鉄道が人類の発展を加速させる新たなアイデアとして注目されており、クーベルタンはスポーツ振興もこれらに関連づけて提唱した。 講演の2年後に国際オリンピック委員会(IOC)発足。1896年のアテネ五輪開催につながった。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 近代五輪提唱の原稿競売へ 19世紀末クーベルタン男爵