チュート徳井のバンド、学園祭出演中止　実行委員会「昨今の報道を踏まえ協議」

会見する徳井義実＝２３日、大阪市中央区（撮影・須谷友郁）【拡大】 　東京国税局から７年間で約１億３８００万円の申告漏れを指摘されたお笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実（４４）が出演する予定だった静岡産業大学の学園祭への出演中止が２５日、発表された。　徳井がボーカルを務めるバンド「鶯谷フィルハーモニー」として出演予定だった同大学の「鳳翔祭実行委員会」ツイッター公式アカウントはこの日、「『鶯谷フィルハーモニー』の大学祭出演につきまして、昨今の報道を踏まえ協議しました、結果中止することと致しました」と投稿した。「一連の報道から、徳井氏の社会的責任は極めて大きいこと、また、大学祭を安全に運営しなければならないことからの判断でございます」と説明。「楽しみにしていた皆様には多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。ご理解下さいますよう、よろしくお願い致します」と呼びかけた。　徳井は２００９年に設立した個人会社を通じて吉本からテレビ出演料などの報酬を受け取っていたが、１６～１８年の所得を一切申告せず、東京国税局から７年間で計１億３８００万円の申告漏れを指摘された。１２年～１５年には個人的な旅行や洋服代などを経費として計上したが、認められず。約２０００万円が仮装隠蔽を伴う所得隠しと認定され、１８年１２月に約３７００万円の追徴税額の納税と修正申告を済ませた。徳井は２３日に開いた会見で「想像を絶するだらしなさ」などと猛省していた。