北島三郎、中村典正さんの意外な一面を披露「すごい負けずぎらい」

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北島三郎、中村典正さんの意外な一面を披露「すごい負けずぎらい」
弔辞をささげる北島三郎【拡大】  演歌歌手、三山ひろし(39)の義父で、肺炎のため8月16日に83歳で死去した作曲家、中村典正(なかむら・てんしょう、本名・貞夫=さだお)さんのお別れの会が27日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで行われ、親友の演歌歌手、北島三郎(83)や一般弔問客ら約1000人が献花し故人をしのんだ。 喪主は北島のいとこで、48年連れ添った演歌歌手、松前ひろ子(69)。最初に弔辞に立った北島は、祭壇でほほえむ中村さんの遺影を見つめながら、そらで「(大ヒットした『仁義』をはじめ)28曲ほど、私の歌を作曲してくれた。つらく寂しいが、ありがとう」と感謝の言葉をささげた。 実は、独身時代の中村さんに新人歌手だった松前を引き合わせたのは北島で、そのときの秘話を披露。「中村さんに『嫁にもらってくれないか』と会わせたら、『うれしい』と言ってくれてね。松前も三山も私も歌い続けるから、まだ呼びにこないでな」と会場を笑いに包み別れを惜しんだ。 ゴルフやマージャン仲間でもあった北島。お別れ会の途中で報道陣の取材にも応じ「中村さんは普段おとなしかったけど、すごい負けずぎらい。ゴルフで私に負けると、ゴルフクラブを地面に叩いて『くそっー!』とくやしがっていた」と意外な一面も披露した。 夫に33曲の歌を書いてもらった松前は、歌手生活50周年記念の新曲「夫婦鶴(めおとづる)」は北島に作詞作曲してもらったばかり。北島に感謝しつつ「夫からも『いい歌を書いてもらったな。遅咲きでも花は咲く』と言ってくれたことを忘れません。病室で5人の孫に『大きくなれ。頑張れよ』と言ってくれた言葉が最期になりました」と涙ながらに語った。 中村さん夫妻の次女と結婚し2児の父でもある三山は「師匠でもある父から以前、『人の値打ちは葬式で決まる』と言われたことがあります。きょうもこんなにたくさんの方々に来ていただき、改めて、そのことを思い出しました」と感慨深そう。中村さん作曲の持ち歌は「人恋酒場」など数々あるが、「これからもいい歌を歌って恩返ししたい」と誓った。 また、ヒット曲「むらさき雨情」を作曲してもらった藤あや子(58)は、11月27日に発売する新曲「ふたり道」が中村さんの遺作になったことを告白。「作詞は私がしたんですが、中村先生ご夫妻をモデルに書きました。今は言葉では尽くせない感謝の思いでいっぱいです」と話していた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 北島三郎、中村典正さんの意外な一面を披露「すごい負けずぎらい」