萩生田文科相、英語民間試験で「今より混乱なら再考も」
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萩生田文科相、英語民間試験で「今より混乱なら再考も」
萩生田光一文部科学相は30日の文部科学委員会で、大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験の実施時期について延期を求められた際に「仮に今の状況より混乱が進むようなら、考えなくてはならないという気持ちもある」と述べた。立憲民主党の川内博史氏の質問に答えた。 来年4月に制度開始が迫っても、試験会場の詳細が明らかになっていない点については「これ以上(受験生に)不安を与えるわけにはいかない」とし、試験実施団体に早急な対応を要請していると釈明した。社民党の吉川元氏への答弁。 萩生田氏は一方で、制度を前提に準備を進めている受験生もいるとして「さまざまな指摘を受け止めながら一つ一つ改善し、2020年度からの円滑な実施に向けて全力で取り組みたい」とも強調した。 民間試験を巡っては、経済格差や地域格差など多数の問題が指摘され、全国高等学校長協会(全高長)は導入延期を求めている。文科委は30日、この問題について11月5日に参考人質疑を行うことを決定した。
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