真矢ミキ、5年ぶりに舞台復帰 夫婦の内面描く「正しいオトナたち」
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真矢ミキ、5年ぶりに舞台復帰 夫婦の内面描く「正しいオトナたち」
舞台「正しいオトナたち」取材会での真矢ミキ【拡大】 元宝塚歌劇団花組トップスターで女優、真矢ミキ(55)が1日、大阪市内で、主演舞台「正しいオトナたち」(12月7~8日、兵庫県立芸術文化センター)の取材会を行った。 2015年3月から今年9月27日までTBS系朝の情報バラエティー「ビビット」にMCとして出演しており、本格的な舞台復帰は5年ぶり。 「中尾彬さんに『50代は芝居の深み、味が出てくる。ガッツリやるんだぞ』って言われていた後で番組(ビビット)が決まった」 当時は女優業から離れることで、「どうしよう!?」と不安になったが、卒業した今は「勇気のある一歩だったけど、毎日、目まぐるしく人の人生を考えていくことが役者としてのトレーニングになった」と振り返る。 「番組で発言したこととかは自分で始末しなきゃならない。すごく舞台と似てました。そういう経験をした後の舞台。どれくらい質のいい人間に近づけているか」 宝塚退団後「兵庫では初めて」という舞台は、フランスの劇作家ヤスミナ・レザ作。2組の夫婦が互いの子ども同士のけんかをきっかけに話し合ううち、心の奥底にあった憎悪がむき出しになる喜劇だ。 1週間前から台本読みが始まっているが、「読んでいるかぎり、喜劇じゃない。必死に生きるって、周りから見たら、なんて滑稽なんだろう。鼻の穴がふくらむように真剣」に取り組んでいる。 映像などで自分の演技は確認しないタイプ。宝塚時代の映像も「こないだ初めて見て、『私ならこの人のファンにならないな』と思った。目をむき、鼻をむき? 必死すぎて」と苦笑する。 「短くても大きな時間がある。(『ビビット』を担当した)4年半は死ぬときに『おっきかったなぁ』と思う。宝塚もこの作品もそう。かっこつける時代は終わったなぁって。一回ホントに裸になるような感覚が人生には必要かな。人生100年時代。落ち着くには、まだ早いかな」 宝塚時代は「革命児」と表された。初めてのストレートプレイとなる復帰舞台で、自らの革命を見せつける。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 真矢ミキ、5年ぶりに舞台復帰 夫婦の内面描く「正しいオトナたち」