中国、カナダにファーウェイ幹部帰国要求

　中国外務省の耿爽副報道局長は６日、カナダから豚肉と牛肉の輸入を再開することを認めたと明らかにした上で、カナダで拘束された通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）の孟晩舟副会長（米国で起訴）を「すぐに中国に無事に帰国させるようカナダに促す」と述べた。　カナダが孟被告を米国の要請に基づき拘束したことを巡り、両国は対立。輸入停止措置は釈放を求める中国側の圧力との見方があった。　耿氏は「中国とカナダの関係が困難に直面した責任は中国にはない」と強調。帰国を認め「中国とカナダの関係を正しい軌道に戻してほしい」と述べた。　またカナダから輸出する際の衛生証明に問題があったためカナダ産の肉類の輸入を停止していたと説明し「カナダ側の改善計画を調べた結果、安全基準を基本的に満たしていることが分かった」と話した。（共同）