宇多丸、田代まさし容疑者逮捕に「人格的なところを説教チックに言っても何の意味もない」

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宇多丸、田代まさし容疑者逮捕に「人格的なところを説教チックに言っても何の意味もない」
RHYMESTER宇多丸【拡大】  プロ書評家、プロインタビュアーの吉田豪氏(49)が6日、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」(月~金曜後6・0)に生出演。この日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元タレント、田代まさし(本名・政)容疑者(63)に言及した。 吉田氏は、この番組出演の前にもテレビでコメントをしてきたと明かしつつ「田代さんがダメだなっていう話ではないじゃないですか。薬物怖いねっていう。それがだいぶ広まってきたなっていうのはツイッターを見ていても実感しました」と薬物問題の受け止められ方の変化を指摘。「罰を与えても意味がないっていうのがよくわかりますね」と語った。 番組パーソナリティを務めるヒップホップグループ、RHYMESTER(ライムスター)のMC、宇多丸(50)も「しっかりしろとか人格的なところを説教チックに言っても何の意味もない」「病気として治療が必要なものだということがすごくよくわかる」と同意した。 吉田氏は6月に田代容疑者を取材した際に「一日ずつ今は止められているっていう状態を続けるしかない。今でも目の前に出されたらわからない」と語っていたと振り返り「それを認められるようになったのは大きかったと思うんですけど」と今回の逮捕を残念がった。田代容疑者の周囲について最近は「息子さんもお父さんの話をできるようになって。一緒にDJをやったりとか、家族の間がちょっといい感じになっていたんですよ。絶縁していた元奥さんとも一緒に食事をできるようになったりとか」とし「毎回そうなんですよね。完全に信頼を失って、ちょっとずつ信頼を積み重ねて、ようやくメディアとかに出られるようになった瞬間に気が緩んでっていうパターンなんですよね。またかっていう感じで」と惜しんだ。 宇多丸は「こういう問題になったときに、学校で生徒を叱るような叱り方をして済むというものじゃない」とし、「何しろ言ってしまえば(田代容疑者も)被害者でもあるわけだからね」と語った。吉田氏は「田代さんがよく言っていたんですけど『何かあるたびに原点回帰しろとか言われるけど、俺の原点はシンナー吸ってたワルだからさ』って」とまとめた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 宇多丸、田代まさし容疑者逮捕に「人格的なところを説教チックに言っても何の意味もない」