作家・眉村卓さんに最後の別れ 長女「父はずっと書く人」

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作家・眉村卓さんに最後の別れ 長女「父はずっと書く人」
 「ねらわれた学園」などSF小説の名手として知られ、3日に85歳で死去した作家、眉村卓さんの葬儀・告別式が9日、大阪市内の葬祭場で営まれた。作家仲間や出版関係者ら約250人が参列し最後の別れを惜しんだ。 喪主を務めた長女の村上知子さんは参列者へのあいさつで、10月上旬に入院した眉村さんが、完成間近の長編の執筆を病床で続けていたことを紹介。亡くなる数日前に、最後の場面と締めくくりの文章をメモ書きにして知子さんに託し、「これでいい」とつぶやいたという。知子さんは「父はずっと書く人でした。次の世界でも書いているのでしょう」と述べた。 白い菊の花などで飾られた祭壇には、母校の大阪府立住吉高校(大阪市)の前で9月に撮影された、ほほ笑む眉村さんの遺影が置かれた。 参列した同市在住の作家、有栖川有栖さんは「日本のSFを切り開いてきたスター作家。中学生の頃に作品を読んで以来、まぶしい存在だった。最後まで書けたことに満足なさっているのではないか」としのんだ。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 作家・眉村卓さんに最後の別れ 長女「父はずっと書く人」