田端義夫さん生誕100年記念、1日限りのコンサート

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田端義夫さん生誕100年記念、1日限りのコンサート
五木ひろし【拡大】  「バタやん」の愛称で親しまれ、2013年4月に肺炎のため94歳で死去した歌手、田端義夫さんの生誕100年を記念した1日限りのコンサートが18日、東京・浅草公会堂で昼夜2公演にわたって開かれ、五木ひろしら親交のあった歌手が多数出演し故人や自らのヒット曲を披露する。 「大利根月夜」「かえり船」「ズンドコ節」「玄海ブルース」…。庶民の心に切々と訴える歌とユーモラスな人柄で圧倒的な存在感を発揮した田端さんを歌と生前の秘話で振り返る。当日は五木のほか、鳥羽一郎、川中美幸、BIGIN・比嘉栄昇、竹島宏、成底ゆう子、ベイビ・ブー、朝花美穂らが出演予定。 威勢のいい「オース!」のあいさつがトレードマークだった田端さん。幼少期はどん底の貧しさを経験した。10人兄姉の9番目。父は3歳の時に死去、ヒヨコの人形を作る母の内職に頼った。主食はおかゆかオカラで、おかずは紅ショウガ。授業料を払えず、尋常高等小学校を3年半で中退した。 栄養不足もあって、16歳の時、目の病気から右目の視力を失った。しかし、母の明るくくじけない性格は田端さんにしっかり受け継がれ、その魅力は人柄にもあふれた。79年に米ラスベガスを旅行した際、スロットで6400万円を当てた後、東京・銀座で通行人に生ビールと料理を無料で配ってツキのおすそわけをするほど太っ腹で、「ツキツキ節」なるレコードも発売した。 艶福家としても有名で、生前「4度結婚(未入籍含む)して3度離婚した」と公言。70歳を過ぎても「まだまだやらにゃ、歌も女性も」と現役を笑顔でアピールしたこともある。当日はそんな94年の生涯を振り返りつつ、大人が楽しめる公演になりそうだ。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 田端義夫さん生誕100年記念、1日限りのコンサート