ベルリンの壁崩壊から30年、「運命」響き市民ら当時追憶

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ベルリンの壁崩壊から30年、「運命」響き市民ら当時追憶
 東西冷戦の象徴ベルリンの壁が1989年に崩壊して30年となった9日、市中心部のブランデンブルク門前では世界的指揮者ダニエル・バレンボイム氏がベルリン国立歌劇場付属オーケストラ、シュターツカペレ・ベルリンを指揮し、ベートーベンの交響曲第5番「運命」が演奏された。人々は当時を思い、名曲に聞き入った。 ブランデンブルク門はかつて壁で封鎖され、東西ベルリン分断の最前線だった。壁崩壊直後、多数の市民が門前の壁によじ登り、歴史的転機を祝った。 演奏は記念行事の一環。バレンボイム氏は夜、門前の特設ステージで指揮した。「運命」の荘厳な調べが響き、辺りを埋めた人々から盛んな拍手が送られた。 来場したベルリンの理学療法士イリス・ルーロフさん(63)は「壁崩壊の知らせを聞いた時は信じられなかった。今、壁がなくなり、市民は平和を手にしたと思う。日常生活でも東西の違いを感じることはほとんどない」と話した。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) ベルリンの壁崩壊から30年、「運命」響き市民ら当時追憶