中谷美紀がテレ東ドラマで働く女性の理想像を体現/芸能ショナイ業務話

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中谷美紀がテレ東ドラマで働く女性の理想像を体現/芸能ショナイ業務話
中谷美紀【拡大】  今年の秋ドラマは、人気シリーズものの「ドクターX」、「相棒」(ともにテレビ朝日)をはじめ、木村拓哉主演の「グランメゾン東京」(TBS)、最近好調な月9の「シャーロック」(フジテレビ)、話題作の13年ぶりとなる続編「まだ結婚できない男」(同)など豊作。そんな中、良作なのに“もったいない”なと個人的に感じるのが、中谷美紀主演で月曜午後10時から放送されているテレビ東京系「ハル~総合商社の女~」だ。 ありとあらゆるビジネスを取り扱う大手総合商社に勤めるバツイチのシングルマザー、海原晴(かいばら・はる)が、常識を覆すやり方で難題を解決し、社内に新風を吹き込む爽快ヒューマンドラマ。プロデューサーの栗原美和子さんは大手総合商社の系列会社で働いていた経験を持つだけに、リアリティーはお墨付き。意外と知らない商社の実態も垣間見ることができる。 だが、数々の今期のドラマに比べると、原作ものでもなくトピックが少ないこともあってか、事前の話題性はいまいち。10月21日スタートと、従来のドラマ開始と比べて遅いスタートで、記者のようにとりあえず今期の話題作をチェックして録画するタイプの人にとっても、つい忘れやすく、初回の視聴率は4・5%だった。実際に記者の周りにも、このドラマをやっていることを知らない人が大勢いるぐらいだ。 だが、見てみると、これが面白い。基本的に1話完結型で、主人公がさまざまな問題に直面し、頭を悩ますのだが、少なくとも現時点では最終的にハッピーエンドで、見ていてストレスがない。むしろ仕事をする人にとってはヒントになることが散りばめられており、主人公の前向きな姿勢を感じるだけでも、仕事始めの月曜日の憂鬱な夜に元気をもらえる。 物語にすんなり入り込めるのは、中谷をはじめ演技巧者たちの出演が大きい。上司で元夫役は2016年のTBS系「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」でも中谷と好演した藤木直人。部下役は白洲迅、息子役は寺田心、ほかにも奥田瑛二らと演技派がそろっており、見ていて飽きない。とくに中谷の“出来る女”ぶりは必見。働く女性たちにとって、まさに理想の女性像をリアルに体現している。 昨年結婚した世界的オーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のドイツ人ビオラ奏者、ティロ・フェヒナー氏の影響もあってか、演技にリズムを感じるようにようになってきたという中谷。その洗練された演技力は、さらに磨きがかかっている。 ドラマは徐々に注目を集め、11月4日放送の第3話では視聴率4・9%と初回超えを記録した。途中からでも入りやすい作品だけに、今後さらに伸びる可能性もある。 テレ東では、ドラマの名場面、珍場面などを切り取ったYouTube動画も配信中。今後は、経営企画部のキャスト5人が中谷や藤木にカレーを振る舞う企画の模様を収めたカレー企画動画も配信予定という。クスリと笑える場面が期待できそうだ。(まろ)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 中谷美紀がテレ東ドラマで働く女性の理想像を体現/芸能ショナイ業務話