イランで未申告ウラン確認 秘密裏に核関連活動か
この記事をお気に入りに登録しませんか!
イランで未申告ウラン確認 秘密裏に核関連活動か
イラン核合意の検証に当たる国際原子力機関(IAEA)は11日、イラン国内の未申告の場所から天然ウランの粒子を検知したことを確認したとする報告をまとめた。秘密裏の核関連活動の可能性を示しており、IAEAへの全面的な協力を前提とする核合意の根本が揺らぐことになる。 報告書によると、ウラン濃縮の拡大も確認。外交筋は月産100キロと推定、さらに大きく増えるとの見方を示した。 米国の離脱と制裁再開を受け、イランは核合意の部分的な履行停止を繰り返してきた。英仏独は当事国として合意維持に注力してきたが、態度を硬化させてきている。報告書は崩壊の瀬戸際にある核合意に打撃となり、局面は一層厳しくなりそうだ。 IAEA報告書によると、3日時点のイランの低濃縮ウラン貯蔵量は372・3キロで、核合意の上限202・8キロ(六フッ化ウラン換算では300キロ)を大きく超過。8月の前回報告書から130・7キロ増加した。 また中部フォルドゥの施設でウラン濃縮を行っていることも確認した。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) イランで未申告ウラン確認 秘密裏に核関連活動か