札幌医科大がアイヌに謝罪 慰霊施設への遺骨移送受け
この記事をお気に入りに登録しませんか!
札幌医科大がアイヌに謝罪 慰霊施設への遺骨移送受け
北海道白老町に来年4月に開設されるアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の慰霊施設に、全国12大学が保管するアイヌ民族の遺骨が順次移されていることを受け、札幌医科大は19日、遺骨の研究の一部が倫理に反していたなどとしてアイヌに対する謝罪の声明を発表した。 声明では「遺骨研究は、アイヌへの説明と同意の手続きに今日の研究倫理の観点から適切とは言えないものがある」とし「研究者のアイヌ文化や宗教的儀礼に関する理解が十分ではなかった」と釈明、「深く反省し、アイヌの苦痛と苦難に対しおわび申し上げる」とした。 声明を読み上げた三浦哲嗣医学部長は「法的な手続きは踏んでいても倫理的にアイヌの心情や歴史を勘案していたとは言えない」と述べた。 遺骨は、大学の研究者らが明治時代以降に研究目的でアイヌの墓地から持ち去るなどし、2018年10~12月時点で、12大学で遺骨1574体、346箱が保管されていた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 札幌医科大がアイヌに謝罪 慰霊施設への遺骨移送受け