海の守りの要にクールビューティー！イージス艦に海自初の女性艦長着任

イージス艦初の女性艦長として着任した大谷１佐＝２日午前、京都府舞鶴市【拡大】 　海上自衛隊でイージス艦初の女性艦長となる大谷三穂１等海佐（４８）が２日午前、京都府舞鶴市の海上自衛隊舞鶴基地で行われた着任式に臨んだ。乗り込むのは、弾道ミサイル防衛（ＢＭＤ）を担うイージス艦「みょうこう」。海自のクールビューティーが乗員約３００人の精鋭艦で指揮を執る。　舞鶴市の北吸岸壁。停泊中の「みょうこう」に、引き締まった表情の大谷１佐が小型ボートから乗り込んだ。出迎えた乗組員を前に「迷わず職務にまい進してもらいたい」と、よく通る声で訓示した。　海自によると、大谷１佐は大阪府吹田市出身。女性１期生として１９９６年に防衛大を卒業。２０１３年に練習艦「しまゆき」で初めての女性艦長になった。さらに１６年には、現役護衛艦では初の女性艦長として「やまぎり」艦長に着任した。　大谷１佐は「女性初の艦長は非常に光栄。重責ですが、与えられた任務をまっとうしたい」とうなずいた。現在、防衛省は女性自衛官の活躍に大きな期待をかけているが、「これから女性がどんどん増えると思いますが、いかに定着させていくかを考えていきたい」と話し、気を引き締めた。