梅宮辰夫さん死去、「仁義なき戦い」「不良番長」シリーズなど

梅宮辰夫さん【拡大】 　映画「仁義なき戦い」やテレビドラマで活躍した俳優の梅宮辰夫（うめみや・たつお、本名辰雄＝たつお）さんが１２日午前７時４０分、慢性腎不全のため神奈川県内の病院で死去した。８１歳。旧満州（現中国東北部）生まれ。葬儀・告別式は近親者で行う。　１９５８年、東映にニューフェースとして入社。映画「少年探偵団　敵は原子潜航艇」で主演デビューし、子ども向け映画「遊星王子」で人気を集めた。　その後、二枚目スターとして多くの映画に出演。不良グループのリーダーを演じた「不良番長」シリーズがヒットした。脇役としても存在感を発揮し「仁義なき戦い」の暴力団組員、「県警対組織暴力」のエリート刑事など、東映実録路線に欠かせない存在となった。　テレビでは「前略おふくろ様」で板前役を演じたのをはじめ、「はぐれ刑事純情派」など数多くのドラマに出演。料理番組「くいしん坊！万才」のリポーターとしてお茶の間の人気を集めるなど、バラエティー番組でも活躍した。　昨年９月に前立腺がん、今年１月に尿管がんの手術を受けていた。