【朝ドラのころ】斉藤由貴(3)希林さんから学んだ“演技の極意”

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【朝ドラのころ】斉藤由貴(3)希林さんから学んだ“演技の極意”
前列左から丹阿弥谷津子、希林さん、斉藤、小林、山内明、後列左からガッツ石松、一人おいて柳沢。話し好きがそろい、現場もにぎやかだった(1986年撮影)【拡大】  福島ロケは大変でした。厳冬のお祭りシーンなどは氷点下の中での撮影。スタッフさんが大型の温風器を用意してくださるほど苛酷でした。 ただ、現場は楽しかった。お兄ちゃん(嘉助)役の柳沢慎吾さんは、休憩中、深夜に及ぶ撮影でもあのテンション。ひたすらしゃべり倒し、「なんて面白くて素敵な人だろう」と思って、一度も退屈しなかったです。あの方は生まれつきのひょうきん者で、この仕事は天職なんだなと感じました。 りんの父、弘次郎役の小林稔侍さんも面白い方でした。お芝居以外のところではエッチな話ばかり。「どうしようもないな、このおじさんは」と思うほど。もちろん大好きな方ですが。 でもあるとき、用意をお願いしていた小道具がなかったのか、スタッフと意思の疎通ができなかったのか分かりませんが、稔侍さんがカッとなって、セットを足や手で小突いた場面があったんです。そのときの動きがあまりにもかっこよく、たたき上げでキャリアを積んできた人なんだなと改めて感じました。単にエッチな話ばかりしている、ふざけたおじさんじゃないんだと。 共演者でいうと、りんの母、やえ役の樹木希林さんからも多くのことを学びました。役を自分の中にしっかりと取り込んで、生きた人物として演じる。そのような天才的な感覚を彼女から学びました。 【続きを読む】
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【朝ドラのころ】斉藤由貴(3)希林さんから学んだ“演技の極意”