文化財防火で5カ年計画 世界遺産・国宝の対策強化

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文化財防火で5カ年計画 世界遺産・国宝の対策強化
 文化庁は23日、世界遺産や国宝などの文化財建造物の防火対策強化に向けた「5カ年計画」を策定、公表した。世界遺産のパリ・ノートルダム寺院や首里城(那覇市)の火災を受けた対応。スプリンクラーや消火栓の設置、古い消火設備の交換などを集中的に進め、貴重な文化財の保護や観光客らの安全確保を急ぐ。 計画は2020年度から5年間で、世界遺産と国宝を重点対象とする。ハード面では(1)スプリンクラーなどの初期消火対策(2)放水銃など延焼防止対策(3)老朽化した電気系統や消火設備の更新-などを明記した。 ソフト面では、文化財所有者らによる防災計画の策定や定期訓練、夜間の消火態勢充実などを盛り込んだ。 政府は19年度補正予算案と20年度予算案で、文化財の防火対策費として計約97億円を計上。管理者に消火設備の設置費などを最大85%補助し、取り組みの加速を促す。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 文化財防火で5カ年計画 世界遺産・国宝の対策強化