将棋の高校生タイトルホルダー、藤井聡太二冠(18)=棋聖・王位=が21日、大阪市の関西将棋会館で指された第79期順位戦B級2組6回戦で村山慈明七段(36)に97手で勝利。無傷の5連勝(全10戦)で前半を折り返し、同組単独首位に立った。公式戦連敗は3でストップした。
先手の藤井二冠は、苦手とする横歩取りの戦型になるも、51手目の▲8五歩で8筋から攻める姿勢を示すと徐々にペースをつかみ、村山七段を投了に追い込んだ。「いい形で前半戦を終えることができたので、これまでと同じように一局一局に全力を尽くしていきたい」と気を引き締めた。
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谷川浩司九段(58)が持つ名人獲得の史上最年少記録(21歳2カ月)を更新するには、今後の順位戦をすべて1期で昇級する必要があるが、藤井二冠は順位戦において、これで16連勝、通算成績は34勝1敗と、めっぽう強い。
次は26日、王将戦挑戦者決定リーグ戦で永瀬拓矢王座(28)と対戦する。