米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領の政権への交代を控えている中、ICBM開発を進める北朝鮮をにらんで米ハワイや米本土の防衛能力を示す狙いがあるとみられる。米国がSM3ブロック2Aの運用にこぎ着ければ、対ICBM迎撃の手段を格段に向上させることになる。
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三菱重工業とともに開発した米レイセオン・テクノロジーズは、迎撃したのは大気圏外と説明した。ハワイ時間の16日午後(日本時間17日午後)、太平洋のマーシャル諸島から発射されたICBMを模した標的を、ハワイ沖のイージス艦から発射したSM3ブロック2Aで迎撃した。中国やロシアは米国によるミサイル防衛システム開発の動きを自国の核抑止に対する脅威と見なしている。