最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、公選法違反罪に問われた参院議員河井案里被告(47)=公判中=が初当選した昨年7月の参院選を巡り、車上運動員に違法な報酬を支払ったとして同法違反罪に問われた公設秘書立道浩被告(55)の上告を棄却する決定をした。25日付。懲役1年6月、執行猶予5年とした一、二審判決が確定する。
検察側は、立道被告が連座制の対象となる「組織的選挙運動管理者」に当たるとして、判決の確定を待って広島高裁に案里議員の当選無効を求める行政訴訟を起こす。検察側の勝訴が確定すれば案里議員は失職し、参院広島選挙区での立候補が5年間禁じられる。
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