英政府は2日、米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンを承認したと発表した。欧米メーカー開発のワクチンの承認は日米欧では初めて。ハンコック保健相は来週前半に接種を始める方向だと明らかにした。
米国や欧州連合(EU)でも近く承認される可能性があり、感染拡大の収束に向け、ワクチンの実用化の動きが加速している。
英政府は専門家の助言に基づき、高齢者介護施設の入所者や職員、80歳以上の高齢者、医療従事者らの接種を優先するとみられる。
ファイザーのワクチンは零下70度ほどでの保管が必要で管理が難しく、まずは受け入れ態勢の整った病院で使用される可能性が高いとみられる。英政府は計4000万回分を確保する契約を締結済み。
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