東京都は5日、新型コロナウイルス感染者が過去最多となる584人報告されたと明らかにした。これまで最多だった11月27日の570人を上回り、深刻な状況が続いている。累計は4万3377人となった。入院患者数は前日より23人増え1744人となり、緊急事態宣言解除後では最多。うち重症者は前日より2人増の55人だった。男女2人の死亡も報告され、死者累計は511人。
都の担当者は「3週連続で過去最多を更新しており、緩やかに増加傾向にある」と説明。確保している病床の占有率は約66%に達した。
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新規感染者のうち感染経路が不明なのは303人。重症化リスクの高い65歳以上は88人だった。高齢者施設で職員と入所者7人が感染した事例もあったが、ほとんどが散発例だった。
都によると、都外在住者が検体を都内の医療機関に郵送して陽性が判明したケースが33人分含まれた。感染が広がる関西地方からが多く、有症状の場合も目立つという。