【関西レジェンド伝】林与一(1)小学生時代、結核患い3年間寝たきり

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
【関西レジェンド伝】林与一(1)小学生時代、結核患い3年間寝たきり
子供のときの家族写真。左上から父、母、妹、与一【拡大】  関西にゆかりの芸能人が自らの歴史をひもとく「関西レジェンド伝」。今回は、京都育ちの俳優、林与一(77)の登場です。歌舞伎の名門、成駒屋に生まれ、活躍の場を映画や舞台に移してからは正統派の二枚目として多くの女性ファンを獲得。着物のプロデュースも手がけ、いまも舞台で存在感を発揮する俳優人生を振り返ります。 父のことはまったく覚えていないんです。戦争まっただ中の1942(昭和17)年に兵庫県西宮市の雲井町で生まれ、44年に父が出征したので、岡山県に疎開しました。 曾祖父は上方歌舞伎の初代中村鴈治郎、祖父は二代目林又一郎で、父の林敏夫も俳優でしたが短気だったそうで、松竹とけんかしてやめました。京都の島津製作所に入社したら、わずか2、3カ月で兵役にとられた。俳優をやっていたら慰問とかに行っていたんでしょうけど…。どこで亡くなったのかも分からない。昭和27年頃ですかね、母親が戦死届をくださいとお願いして、ようやくいただいて。骨壺には焼けた石ころしか入っていなかった。 【続きを読む】
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【関西レジェンド伝】林与一(1)小学生時代、結核患い3年間寝たきり