19年サンマ水揚げは前年比66%減 不漁が深刻化、4万517トンで最低

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19年サンマ水揚げは前年比66%減 不漁が深刻化、4万517トンで最低
 全国さんま棒受網漁業協同組合(東京)は7日、2019年の全国のサンマ水揚げ量が前年比66%減の4万517トンだったと発表した。記録の残る中で最低とされてきた1969年の約5万2000トンを下回った。近年続く不漁が一段と深刻化した。品薄で価格は高騰し、「秋の味覚」は食卓から遠のいている。 回遊魚のサンマは公海で成長してから日本近海に夏から秋ごろにかけて来遊するが、近海への来遊が減り、不漁につながった。冷たい水を好むサンマが水温上昇の影響で日本近海に来なくなったと指摘され、中国や台湾の漁船が公海で操業を活発化させている影響との見方もある。 水揚げは2019年10月下旬ごろからやや改善したものの、序盤の記録的な低迷が響いた。港別の水揚げは最も多い花咲港(北海道)が61%減の1万6106トン、大船渡港(岩手県)は63%減の6400トンだった。ただ集計には19年から始めた5~7月の公海での操業で漁獲した約5000トンは含めていない。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 19年サンマ水揚げは前年比66%減 不漁が深刻化、4万517トンで最低