植松被告側、無罪主張へ 障害者施設45人殺傷初公判

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植松被告側、無罪主張へ 障害者施設45人殺傷初公判
 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判初公判が8日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれる。植松被告は初公判前の取材に、起訴内容を認めると話した。争点は刑事責任能力の有無で、弁護側は心神喪失を理由に無罪を求める見通し。 障害者が狙われ、19人もの死者を出した事件。地裁は審理日程を25日間程度設定し、3月16日に判決を言い渡す。法廷ではほとんどの被害者の氏名を伏せて審理し、傍聴席内に設けた遺族らの席もついたてで遮蔽する異例の措置。 植松被告は逮捕後、「意思疎通できない人たちを刺した」「障害者なんていなくなればいい」などと話していた。関係者によると、弁護側も殺傷行為自体は認め、「事件当時は大麻による精神障害で心神喪失状態だった」と主張する方針。 植松被告は捜査段階の精神鑑定で万能感や特権的人間との自意識を持つ「自己愛性パーソナリティー障害」と診断され、横浜地検は17年2月、完全責任能力を問えると判断し起訴。弁護側は起訴後の精神鑑定を請求し、結果は同様のパーソナリティー障害だった。 起訴状によると、16年7月26日未明、入所者の男女を刃物で突き刺すなどして19人を殺害、24人に重軽傷を負わせたとされる。また、職員2人を結束バンドで廊下の手すりに縛り付け、負傷させたとしている。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 植松被告側、無罪主張へ 障害者施設45人殺傷初公判