コアラ数万匹が焼死か 豪の森林火災、高温で拡大

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コアラ数万匹が焼死か 豪の森林火災、高温で拡大
 オーストラリアで森林火災の被害が拡大し、昨年から約25人が亡くなったほか、数万匹のコアラが焼死したとみられている。焼失面積は北海道を超える約1000万ヘクタールに達し、ほかの野生動物にも甚大な被害が出ている。 政府は6日に、20億豪ドル(約1500億円)を投じ復興支援機関の新設を発表したが、モリソン首相の対応の遅れに批判が出ている。一方で、国内外から支援の寄付金が寄せられている。 南半球のオーストラリアでは毎年、夏を迎える12月ごろから森林火災が多く発生するが、昨年は9月ごろから本格化。主な原因は高温と乾燥だ。 同国気象庁は9日、昨年の平均気温が観測史上最も高く、平均降水量は過去最少だったと発表。インド洋の海面温度の変化などが原因とみられる。コアラが食べるユーカリに油分が多いことも被害を拡大させた。 連邦政府関係者は東部ニューサウスウェールズ州内で8000匹が焼死したと推計。南部カンガルー島でも被害がひどく、野生動物公園は、島内での犠牲が2万5000匹に達しているとの見方を示している。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) コアラ数万匹が焼死か 豪の森林火災、高温で拡大