仏メディア、ゴーン被告は「現代の巌窟王」 復讐劇例え、司法重視も

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仏メディア、ゴーン被告は「現代の巌窟王」 復讐劇例え、司法重視も
逃亡先のベイルートで記者会見するカルロス・ゴーン被告=8日(ロイター=共同)【拡大】  レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が国籍を持つフランスのメディアは9日、前日の記者会見で「無実」を訴えた被告の姿をフランス文学の復讐劇に例えた「現代の巌窟王」との表現や、「おりから出た手負いのトラ」などの表現を使って報じた。ただ政治家も含め、真実は司法で判断されるべきだとの意見が目立った。 保守系フィガロ紙は「非凡」と題した社説で、被告を、陰謀で監獄に送られた後、脱獄して報復に乗り出すアレクサンドル・デュマ作の物語になぞらえ「現代のモンテ・クリスト伯(巌窟王)は全世界を魅惑する」と言及。ただ「正式の裁判だけが最終的に名誉を回復するだろう」と訴えた。 経済紙レゼコーは「普段はとても洗練され冷静で抑制的な男が2時間半、怒りを吐き出した」と被告の様子を描いた。 マクロン大統領の与党共和国前進(REM)の報道担当オロール・ベルジェ下院議員は9日、テレビのインタビューで、日本の弁護権保護は「模範的」でないとの見方を示す一方で「他の人々が従う司法を一部は逃れられるという印象を与えるべきでない」と述べた。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 仏メディア、ゴーン被告は「現代の巌窟王」 復讐劇例え、司法重視も