植松被告の執筆漫画、8日初公判に合わせ電子書籍で配信

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植松被告の執筆漫画、8日初公判に合わせ電子書籍で配信
植松聖被告の漫画「TRIAGE(トリアージ)」の電子版【拡大】  相模原知的障害者施設殺傷事件で殺人罪などに問われた植松聖被告(29)が、クローン人間の「人格」に触れた漫画を雑誌に連載し、初公判が開かれた8日から電子書籍の配信も始まったことが9日、分かった。 題名は「TRIAGE(トリアージ)」。臓器提供を目的に製造されたクローンが「心」を持ち「暴走」する物語。執筆を持ち掛けた月刊誌「実話ナックルズ」(大洋図書)編集部の宮市徹編集長は「重度障害者を『心失者』と呼ぶ被告の動機を解明する上で、漫画ならば言葉にならない部分も出てくるのではと期待した」と説明した。 同誌では既に昨夏から1年の予定で連載。最新の第5話には、初公判を前に自身の犯行を正当化する手記も併録した。 編集部によると、事件の約1年後に拘置中の植松被告から手紙が届き、接見。「心失者」という用語の真意を尋ねた。「『心失者』と、それ以外の人との境界は、言葉では曖昧だった」(宮市編集長)ため、絵を描くのが好きという同被告に漫画執筆を打診した。 クローンが心を持つ設定は編集部が提案。宮市編集長は「事件をなぞるのではなく動機解明が目的だと最初に伝え、その後は本人のイメージの中で執筆が進んでいる。評価は読者の判断に委ねたい」と語った。 植松被告は横浜地裁で8日に行われた初公判で起訴内容を認めた。だが謝罪の言葉を口にした後に暴れ、一時休廷となる騒ぎとなった。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 植松被告の執筆漫画、8日初公判に合わせ電子書籍で配信