高橋英樹、宍戸錠さんのまねして日活試験合格「もう少し元気でいてほしかった」

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高橋英樹、宍戸錠さんのまねして日活試験合格「もう少し元気でいてほしかった」
 俳優、宍戸錠さん(享年86)が死去した21日、芸能界は深い悲しみに包まれた。俳優、高橋英樹(75)は東京都内で取材に応じ、1973年放送のNHK大河ドラマ「国盗り物語」などで共演した日活の大先輩を悼んだ。 学生時代の憧れだった先輩スターの死に、高橋は無念の表情を浮かべ、目頭を熱くした。 「残念です。昭和を代表するというか、われわれ日活に憧れ、日活で育った世代としては、その頃の大スター。もう少し元気でいてほしかった」 この日、高橋は東京都内で行われた「第31回日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式に出席。自身の受賞を祝いたかったが、宍戸さんの訃報を受け、悲しみの胸中を会見で明かした。 高橋が日活のニューフェイス第5期として入社した1961年からの付き合い。高橋は宍戸さんに憧れて同社の門をたたき「試験のときに錠さんのまねをして、それで通った。学生時代から映画を見ていて、錠さんの仕草とかを見ていたおかげです」と思い出を語った。 最初の出会いも試験のときで、鮮明に覚えている。「最終選考に残った人が、写場(しゃじょう)でフィルム映像を撮っていたら、錠さんと二谷(英明)さんが『今度のニューフェイスいいやついるか?』と入ってきて、『いね~な』と。それが最初の出会いです」と懐かしみながら苦笑いを浮かべた。 最後に会ったのは1年以上前。「お話しするのがおっくうそうな感じでした。火事とか奥さまが亡くなられたりいろいろなことがあったので…」と心配していたという。 兄のように慕っていた高橋は「一緒に遊んでもらったし、マージャンもした」と述懐。「日活ってところは、みんなが“日活学校”のような先輩、後輩だった。素敵な先輩が亡くなるのは残念です」と敬愛する大先輩の訃報に肩を落とした。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 高橋英樹、宍戸錠さんのまねして日活試験合格「もう少し元気でいてほしかった」