宍戸錠さん、好きだったせりふは「俺の(人生)は逃げるんじゃねえ、生きるんだ」

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宍戸錠さん、好きだったせりふは「俺の(人生)は逃げるんじゃねえ、生きるんだ」
 「エースのジョー」の愛称で親しまれ、映画「渡り鳥」シリーズなど日活アクション映画の一翼を担った俳優、宍戸錠(ししど・じょう)さんが21日未明に東京都世田谷区の自宅で死去したことが分かった。86歳だった。死因は不明で葬儀・告別式は未定。警視庁などによると、事件性はないという。 宍戸錠さんは、あくの強さを多方面で生かした個性派俳優として親しまれた。 デビューからしばらくは純情な二枚目青年の役が多かった。「毎日誰かに言われるんですよ、頬がこけすぎてるって。だったら入れりゃいいんだろと」。美容整形で受けた豊頬手術が、宍戸さんの俳優人生を変えた。 アクションスターに転じ、小林旭の「渡り鳥」「流れ者」シリーズや赤木圭一郎さんの「拳銃無頼帖」シリーズで敵役に。ニヤッと笑って人を殺す「エースのジョー」は次第に人気を集め、日活アクションの看板俳優の一人となった。 日活が斜陽になって以降、テレビでは大河ドラマなどで存在感を発揮する一方、「元祖どっきりカメラ」「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」「カリキュラマシーン」といった娯楽番組では、いかつい風貌で軽やかに笑いを取った。「戦争時代の飢餓感も『くいしん坊!万才』も知っている。いろんな経験をして、良い時代を生きてきた。ラッキーな男だと思いますね」と話していた。 好きな作品を聞かれ、映画「拳銃(コルト)は俺のパスポート」を挙げた。「俺の(人生)は逃げるんじゃねえ、生きるんだ」というせりふが好きだったという。エースのジョーは、いつも明日を見ていた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 宍戸錠さん、好きだったせりふは「俺の(人生)は逃げるんじゃねえ、生きるんだ」