楽天、携帯試験サービス拡大　最大２万人追加募集

携帯電話端末の販売などの顧客対応をする楽天の店舗＝２３日午前、東京都渋谷区【拡大】 　楽天は２３日、試験的に運用している無料の携帯電話サービスで、利用者を最大２万人追加募集すると発表した。これまで約５０００人に限定していた。２３日から２月３日まで専用サイトで受け付ける。４月に目指す本格サービスの開始に向け、通信環境の検証作業の規模を拡大する。　端末販売などの顧客対応を行う店舗も２３日に東京都内や、大阪市などに６店舗設置。携帯大手の回線を借りてサービスを提供する格安スマートフォン事業の店舗は各地に展開していたが、自前の携帯事業の店舗は初めてとなる。　試験サービスの追加募集は先着順で、東京２３区と名古屋市、大阪市、神戸市に住む人が対象。　独自開発したスマートフォン端末「楽天ミニ」も試験サービスの利用者を対象に店頭で先行販売する。手のひらに収まるサイズが特徴で、価格は一括払いで２万１８００円とした。　東京都内で記者会見した楽天の山田善久副社長は、サービスを通じて「通信の品質を向上したい」と述べた。