グラミー賞でコービーを追悼　アリシア・キーズ「世界は１人のヒーローを失った」

米プロバスケットボールＮＢＡ、レーカーズで活躍したコービー・ブライアント氏（ゲッティ＝共同）【拡大】 　米プロバスケットボールＮＢＡのレーカーズの元スター選手、コービー・ブライアント氏（４１）と１３歳の娘ジアナさんが２６日（日本時間２７日）、事故死したことを受けて、この日米ロサンゼルス市内で開催された「第６２回グラミー賞」でブライアントさんの追悼が行われたと、地元ＴＶ局ＫＴＬＡ（電子版）が伝えた。　同局は「２０２０年グラミー賞は、数時間前になくなったバスケットボールのアイコン、コービー・ブライアント氏への追悼で始まった」と報じた。　司会を務めた人気歌手のアリシア・キーズ（３９）はオープニングで、「私たちはアーティストを祝うための音楽界の最も大きい祭典のためにここにいますが、正直言うと私たちは、今とても深い悲しみに包まれています。ロサンゼルス、アメリカ、そして世界は１人のヒーローを失った」と語りかけた。　この日の会場はくしくもブライアント氏が現役時代多くの功績を残したレイカーズの本拠地、ステープル・センター。キーズは「コービー・ブライアントが築き上げたこの場所にいることに胸が張り裂けるような思いです」と訴えた。　冒頭ではブライアントへの追悼を込めて、人気ボーカルグループ、ボーイズ・ＩＩ・メンとキーズがアカペラ曲を披露した。