木村花さんの自宅から“遺書” 室内には硫化水素を発生させた形跡…自殺図ったか

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木村花さんの自宅から“遺書” 室内には硫化水素を発生させた形跡…自殺図ったか
木村花さん=3月8日、東京都文京区(ゲッティ=共同)【拡大】

 フジテレビなどで放送中の人気番組「テラスハウス」に出演し、23日に急死した女子プロレスラー、木村花さん(享年22)の自宅マンションから遺書とみられるメモが見つかっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。室内には硫化水素を発生した形跡があり、警視庁は自殺を図ったとみている。木村さんは同番組の言動をめぐってSNSで誹謗中傷を受けており、この日、事務所関係者は悪意のある投稿者に対して法的措置を検討していると明かした。 「ごめんね。産んでくれてありがとう」 遺書とみられるメモには、木村さんの母への感謝がつづられていた。また複数人の知人の名前が書かれた別のメモにも「ありがとう」と感謝の思いがあふれていた。 捜査関係者によると、室内には硫化水素を発生した形跡があった。23日未明、東京・江東区の木村さんのマンションを訪れた母親が、玄関ドアに「硫化水素発生中」と書かれた貼り紙を発見し、119番通報。木村さんはベッドの上で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。室内からは硫化水素を発生させたとみられる薬剤の容器も見つかった。 木村さんは出演していた「テラスハウス」での言動をめぐり、SNSで匿名による誹謗中傷の集中砲火を受けていた。 故人が所属した女子プロレス団体「スターダム」のエグゼクティブプロデューサー、ロッシー小川氏(63)はこの日、東京・江東区の事務所前で取材に対応。悪意のある投稿者に対して「(法的措置を)取らないと(誹謗中傷が)増加するだけ」とし、「遺族と話をしないと団体の独断ではできないが、(女子プロレスラーの)長与千種とも会って、みんなで(法的措置を)取ったほうがいいんじゃないかと話した」と明かした。 番組をめぐる誹謗中傷については、「制作側は一番面白い部分を使うから。そこだけが本人のパーソナリティーではない。ただ、見た人はそれが全てだと思ってしまう」と指摘。「プロレスを普通にやっていれば、練習や試合で常に仲間と一緒で、SNSで何かを言われても吹き飛ばすものがあったと思う。コロナ(=新型コロナウイルス)で全てが悪くなって…」と悔やみ、お別れの会などは「コロナが落ち着いたらやりたい」と力を込めた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 木村花さんの自宅から“遺書” 室内には硫化水素を発生させた形跡…自殺図ったか