高橋成美が松竹芸能入り　ソチ五輪フィギュア・ペア日本代表

　２０１４年ソチ五輪のフィギュアスケートペア日本代表で１２年世界選手権銅メダリストの高橋成美（なるみ、２８）が、６日付で大手芸能事務所、松竹芸能に所属することが５日、分かった。　お笑いコンビ、よゐこら人気芸人を多数擁する同社には元ラグビー日本代表の大八木淳史（５８）が在籍しているが、元五輪選手が所属するのは初めて。　１８年３月、２６歳で競技を引退後、共通の知人を通じて同社と縁を結んだ高橋はタレント挑戦を決意。「役者さんになって、いろいろな人の人生を体験をしたい」とフィギュアスケートで培った表現力で勝負する。　尊敬する芸能人は事務所の先輩、ますだおかだの岡田圭右（５１）で「芸を極める職人でありながらスベって、みんなの価値観を変えるところ」と瞳を輝かせた。　全日本選手権で２００８年から７連覇を達成した“銀盤の妖精”が描く新たな夢は「自伝を書いて映画化すること」だ。　「失敗を失敗と思わず、いろんなものを乗り越えていかなければ」と１４８センチの小柄な体に宿るアスリート魂で芸能界の金メダルを目指す。高橋　成美（たかはし・なるみ）　１９９２（平成４）年１月１５日生まれ、２８歳。千葉県出身。１０年に慶大総合政策学部に入学し、競技での休学を経て来年に卒業予定。１２歳までフィギュアスケート女子シングルで活躍後、ペアに転向。２００８年から１４年まで全日本選手権を７連覇し、１２年の世界選手権では銅メダルを獲得した。趣味はダンス、サウナ。特技は英語、中国語。ＪＯＣアスリート委員を務める。