自転車で日本列島縦断の最速ギネス達成　高岡亮寛さん、２６００キロを６日半で走破

　自転車で日本列島を縦断する最速ギネス記録の更新が確実となった。東京都目黒区の高岡亮寛さん（４２）がロードバイクで九州最南端の鹿児島県の佐多岬から北海道最北端の宗谷岬までの約２６００キロを、６日間と１３時間２８分で走破した。１１日午後に宗谷岬にゴールし「自分の力でこれだけの距離を走れるのが自転車の魅力。先を急ぐ中でも風景を楽しめた。ゆっくり寝たい」と話した。　従来のタイムを１日以上短縮しており、今回の記録は後日、正式に最速認定される見込み。　５日午前４時に佐多岬を出発。本州では日本海沿岸を北上し、北海道に渡った。走行距離は連日４００キロ前後に及び、走行中の消費カロリーは計約４万キロカロリー。　九州では気温３０度を超える中を走り、北陸や北海道では雨に打たれた。関門海峡は海底トンネルを徒歩で渡り、津軽海峡は自転車をフェリーに積み込んで渡った。　市民レーサーとして活躍する高岡さんは、目黒区の自転車ショップ「ＲＸ　ＢＩＫＥ」のオーナー。後ろを走る車から補給食や宿の手配などのサポートを受けたという。