終戦から75年、不戦誓う 規模大幅縮小、参列者数は過去最少

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
終戦から75年、不戦誓う 規模大幅縮小、参列者数は過去最少
終戦の日を迎え、靖国神社へ参拝に訪れた人たち=15日午前、東京・九段北【拡大】

 終戦から75年を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で行われる。新型コロナウイルス感染症の影響で規模が大幅に縮小されたが、遺族らは戦没者を悼み、不戦の誓いを新たにする。安倍晋三首相が意欲を示す敵基地攻撃能力保有が議論されており、遠のく惨禍の記憶の継承が問われている。 14日時点で20府県の遺族が欠席の意向で、参列者数は過去最少。マスクの着用や消毒、社会的距離に配慮し、感染防止対策を取った中での式典となり、厚生労働省は初めて追悼式をインターネットで中継。 戦後生まれの陛下は天皇として2度目の参列。安倍首相は第2次政権発足後、アジア諸国への加害責任に触れておらず、今年の式辞に注目が集まる。 正午の時報に合わせて参列者が黙とう。父親をフィリピン・ルソン島で失った静岡市の杉山英夫さん(82)が遺族を代表し追悼の辞を述べる。 追悼の対象となるのは、戦死した軍人・軍属約230万人と空襲や広島、長崎の原爆投下などで亡くなった民間人約80万人。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 終戦から75年、不戦誓う 規模大幅縮小、参列者数は過去最少