安倍首相、辞任「悩みに悩んだ」 第1次政権と同じく健康問題…無念さにじませる

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
安倍首相、辞任「悩みに悩んだ」 第1次政権と同じく健康問題…無念さにじませる
会見で辞任の意向を表明、国民に謝罪する安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(撮影・春名中)【拡大】

 安倍晋三首相(65)は28日、官邸で記者会見し、辞任する意向を表明した。体調が悪化し、首相の職務を継続するのは困難と判断した。 歴代最長、連続7年8カ月に達した「1強政治」は、2007年の第1次政権と同じく、自身の健康問題で突然の退陣表明を余儀なくされた。「国民の皆さまの負託に自信を持って応えられる状況でなくなった」。首相官邸で記者会見した安倍晋三首相には疲労感が漂い、声には力がなかった。時折、目を伏せながら、辞任理由を切々と説明。「悩みに悩んだ」と悔しさも口にした。 午後5時、濃紺のスーツに青いネクタイ姿で官邸の会見場に入った安倍首相は壇上で一礼。顔色は優れず、新型コロナウイルス対策と安全保障問題に言及した後、淡々とした口調で「私自身の健康問題についてお話しさせていただきたい」と切り出した。 12年12月の就任以来、持病の潰瘍性大腸炎を薬でコントロールしながら「仕事に全力を投球することができた」と胸を張った。しかし、先月になって体調に異変が生じたとし「悩みに悩んだが、新体制に移行するのであればこのタイミングしかないと判断した」と無念さをにじませた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 安倍首相、辞任「悩みに悩んだ」 第1次政権と同じく健康問題…無念さにじませる