そごう・西武の４店閉店　そごう創業の関西での営業終える、徳島県内唯一の百貨店も

　そごう・西武の西武岡崎店（愛知県岡崎市）と大津店（大津市）、そごう西神店（神戸市）と徳島店（徳島市）の４店舗が３１日、閉店した。地元で長年親しまれてきたが、インターネット通販や郊外のショッピングセンターとの競合で苦戦が続いていた。そごう川口店（埼玉県川口市）も来年２月末に閉店する。　百貨店各社は新型コロナウイルス感染拡大でかつてない苦境に立たされており、今後も全国各地で閉店が相次ぐ可能性がある。　西神店の閉店により、そごうは創業の地である関西での営業を終えた。今後は大手商社の双日が西神店施設の運営を引き継ぐ予定。そごう徳島店は徳島県内唯一の百貨店で、後継テナントは決まっていない。　西武大津店の跡地は長谷工コーポレーションが分譲マンションを建設する方針。西武岡崎店がテナントとして入居しているショッピングモール「イオンモール岡崎」は、閉店後に大規模なリニューアルを実施する。