小木博明、「バイキング」でテレビ復帰「出るだけでギャラをもらえると聞いた」

　先月末に初期の腎細胞がんの摘出手術を受けたお笑いコンビ、おぎやはぎのボケ担当、小木博明（４９）が２日、水曜レギュラーを務めるフジテレビ系「バイキング」（月～金曜前１１・５５）に生出演、約４０日ぶりに仕事復帰した。　番組冒頭、ＭＣの俳優、坂上忍（５３）から「おかえりなさい！　パンパカパーン！」と祝福され、「どうもありがとうございます。照れくさい。もう大丈夫だと思います。出るだけでギャラをもらえると聞いたので出ることにしました。体調はいいです」と変わらぬ口調でスタジオを笑いに包み、回復ぶりをアピールした。　手術を振り返って「４、５時間かかった。写真で見せてもらったけど本当に（患部は）汚い。こんなのが体内にいたのかと恐怖ですね」と手術が成功したことを述懐。ともに水曜レギュラーを務める相方のツッコミ担当、矢作兼（４８）からすかさず、「なんでそういういやな言い方をするんだ」と駄目出しをされても、どこ吹く風の様子だった。　坂上からさらに「ちょっとやせた？」と聞かれると、小木は「がんのせいで顔がむくんでいた。スッキリしました」と返答。「人生観が変わったそうだけど…」と聞かれると「人の痛みが分かるようになった。ちょっとしたことでも涙が出る。自分の発言を振り返ると悲しい思いになる。こんなひどい人間だったのかと…」ととぼけた顔で続け、坂上からは「（番組としては）困るんだけど」と苦笑まじりのダメ出しも出た。　入院中、テレビやラジオのコンビでレギュラーを務める番組は基本、矢作が担当してきた。ところが、矢作も一時体調不良のため先月２７日深夜放送のＴＢＳラジオ「おぎやはぎのメガネびいき」（木曜深夜１・０）を欠席。共倒れの危機を迎えるところだったが、矢作もすぐに回復。今後はコンビで順次、仕事を続けてゆく。