岸田氏、亭主関白を否定「そんな強い立場にない」

自民党総裁選で掲げる政策を発表する、岸田文雄政調会長＝３日午前、東京都千代田区（撮影・松本健吾）【拡大】

　「私は妻に対してそんなに強い立場にない」。自民党総裁選に立候補を表明した岸田文雄政調会長は３日、亭主関白ではないかとの一部の見方を否定した。風呂掃除や皿洗いをはじめ家事も分担しているとアピールした。議員宿舎での食事前の写真をツイッターに投稿したところ、裕子夫人を立たせているような構図に「対等な関係に見えない」と一部から批判的なコメントが寄せられ、記者会見で「釈明」した。　投稿は２日未明。手作り料理を前にいすに座る岸田氏と、少し離れた位置に立つ夫人が視線を交わす構図の写真に、岸田氏から夫人への感謝の言葉を添えている。　岸田氏は会見で「あの部分だけで、対等ではないとされるのはおかしな気がする」と述べた。　発信力が課題と指摘される岸田氏。ツイッターへの「いいね」は通常多くても３桁台だが、この投稿には３日午後までに約１万７０００件がついた。周辺は「コメントも好意的なものが圧倒的に多い」としている。