初の２クール月９「監察医　朝顔」１１・２スタート

　上野樹里主演で月９ドラマとして初めて２クール連続放送する「監察医　朝顔」（第２シーズン、フジテレビ系）のスタート日が１１月２日に決まった。　法医学者の朝顔（上野）と刑事（時任三郎）という異色の父娘を描く作品で、第１シーズンに続き柄本明のレギュラー出演も決定。柄本にとっては、ＮＨＫの連続テレビ小説「やんちゃくれ」（１９９８年下期）以来、２２年ぶりの２クール連ドラとなる。　柄本が演じるのは、朝顔の亡き母、里子（石田ひかり）の父、嶋田浩之。東日本大震災以降、心の内に葛藤を抱えるが、孫の朝顔とは仲がよく、ひ孫のつぐみをかわいがっている。　柄本は、放送中の「半沢直樹」（ＴＢＳ系）でキーマンとなる大物議員を“怪演”していたが、こちらの月９第２シーズンでも物語のキーマンとなって登場する。「また孫たちに会えることをとてもうれしく思う。見ていただければ幸いです」と柄本は短いコメントを寄せた。　第２シーズンでは多様な事故や事件を扱っていく。また、朝顔自らが母の“生きた証”を探すことになり、第１シーズンよりも深く震災と母の死に向き合い、被災した土地の“今”に具体的に迫り、２クールならではの長期的な視点で被災した方々の“心”を見つめていく。　新型コロナウイルスの影響で秋、冬の年越し放送となり、奇しくも来年３月１１日、発生から１０年という節目を劇中でも迎える。　出演者は風間俊介、志田未来、中尾明慶、戸次重幸、平岩紙、杉本哲太、山口智子ら。