令和2年、誰も見たことのない紅白が幕を開ける。
NHKの前田晃伸(てるのぶ)会長(75)が定例会見の冒頭、「紅白歌合戦は今年、無観客で行います」と発表。「出演者とスタッフが密になるのを避け、演出も工夫する。新しいスタイルの紅白を楽しんでほしい」と呼びかけた。
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紅白は1951年の第1回以来、公開生放送で実施。今回、2000人以上収容のNHKホールの客席は初めて無人となる。放送は午後7時半から午後11時45分まで。9年ぶりに正味15分短縮されるが、果たしてどんな紅白になるのか-。
モデルケースは先月8日にNHKホールから無観客で生放送された音楽特番「ライブ・エール」。出演歌手はキラキラに電飾された客席を広く活用し、バンドやダンサーと一定距離を保ってダイナミックに聴かせる姿が目立った。
会見に同席した紅白担当者も「演出は(そうした番組の)知見を蓄えて検討中。無観客のスペースを有効利用したい」と説明。NHKホールに隣接する広い駐車場に屋外ステージも設置予定で、華やかな演出に加え歌唱シーンをじっくり見せる内容になりそうだ。
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